THERMOPEDIA™は、出版社のBegell House Inc.により、熱と流体科学とエンジニアリングの情報を必要とする専門家と学生のためのピアレビューされたオンライン参照情報源として2005年に設立されました。その中心となる構造は、「絶対に自分の本棚に持っておくべき本」として作成された有名な「熱と質量移動に関する国際百科事典 」の内容に基づいています。2000年以来、10年間継続し、ジェフリー・F・ヒューイット教授(ロンドン、インペリアルカレッジ)が率いる編集委員会は、新しい資料の方向づけと以前のコンテンツのインタラクティブウェブ形式への修正の両方に積極的に携わってきました。THERMOPEDIA™は2008年に発表されて以来、熱と流体科学における重要テーマに携わる学生と現役エンジニアのための究極のガイドとして、唯一のピアレビューウェブリソースであり続けています。

THERMOPEDIA™は、熱と質量移動、流量、熱力学のトピックスに関する情報を求める人達の最初の窓口となることを目指しています。長年にわたって、科学的相互関係によるマップとインターリンク記事で視覚化された熱流体の意味構造分類の更新と統合を経て拡張され、THERMOPEDIA™外のその他の参照文献、ジャーナル、書籍やデータベースにも広がっています。THERMOPEDIA™は意味が枝のように分かれたマップ構造で記載されているのが特長で、クロス参照経由で他の出版者のコンテンツへインターリンクされている全文記事に繋がるのがすぐ見てわかります。

THERMOPEDIA™の記事はすべてHTML形式で全文記載されており、利用可能な場合は3D機能、アニメーションや実験データの動画も記載されています。記事は科学・エンジニアリング分野別に並べられており、関連トピックにインターリンクされています。最新ウェブ開発により、全記事とインターリンクされた階層構造を使ってコンテンツがブラウズできるようになっており、主要テーマ分野をクリックすると関連トピックがすべて表示されます。見てわかるインタラクティブな意味マップ、ビジュアルギャラリーやA-Zインデックスや検索を使ってブラウズできます。

THERMOPEDIA™ではこのようなテーマの基本情報のみならず、機器や応用に関する情報も提供しています。最上位のレベル1の記事は、各トピックに関し、ユーザーがほとんどの要件に対処するに十分な詳細情報レベルで正確な記述を提供することを目的としています。さらなる情報を求めるユーザーにはレベル2の記事を提供します。レベル2では、レベル1記事の概要よりもさらに詳細な内容となっており、より深堀した内容を必要とする方のニーズを満たすようになっています。

工学に関しては、工業プラント、流体力学と熱伝達に関わる機器、プロセス熱移動などの内容が含まれます。このオンラインリファレンスへのアクセスは、現場の人々にとって「必須」です。生体医学、化学、土木、工業、機械、原子力、石油、電力など、工学、化学や物理学の分野のトピックとテーマをカバーしています。今後は、サステナビリティ、よりクリーンなエネルギー、環境、温室効果ガス排出削減、ビル内のエネルギーなどに的を絞ったトピック、知識と応用を増やしていきます。